訪問診療はどんな人が利用できるのか
こんにちは、ホームケアクリニック麻生の院長、井尻学見です。
「訪問診療はどんな人が利用できるのですか?」
これは、地域の方、患者さんやご家族、ケアマネジャーの方からよくいただく質問です。
訪問診療というと、「寝たきりの方のための医療」「人生の最終段階に利用するもの」というイメージを持たれている方も少なくありません。しかし実際には、もっと幅広い方が利用されています。
今回は、訪問診療の対象となる方についてお話します。
訪問診療は「通院が難しい方」のための医療
訪問診療の対象となるのは、病気や障害などにより、一人で定期的な通院が難しい方です。
必ずしも寝たきりである必要はありません。
歩くことはできても、通院のたびに大きな負担がかかる方や、ご家族の付き添いがなければ受診できない方もいらっしゃいます。また、認知症の進行によって外出が難しくなった方や、体力の低下により通院そのものが負担になってきた方も対象となります。
「まだ通院できているから利用できない」と考える必要はありません。通院が大きな負担になり始めた段階で相談されるケースも多くあります。
利用される方の病気はさまざま
訪問診療を利用される方の病気は多岐にわたります。
がんの患者さんはもちろん、認知症、心不全、脳梗塞後遺症、パーキンソン病などの神経難病、慢性呼吸器疾患など、継続的な医療管理が必要な方が対象です。
また、高齢者だけではありません。
若い世代でも、障害や難病により通院が困難な場合には訪問診療を利用することがあります。
訪問診療は特定の病気のための医療ではなく、「自宅で安心して療養を続けるための医療」と考えていただくと分かりやすいかもしれません。
「まだ早い」と思う時期こそ相談を
在宅医療の相談を受ける中で、「もっと早く相談すればよかった」という声を耳にすることがあります。
訪問診療は、体調が大きく悪化してから始めるものではありません。
早い段階から関わることで、体調の変化に備えやすくなり、ご本人やご家族の不安を軽減できることもあります。
利用できるかどうかを自分だけで判断する必要はありません。
「対象になるのだろうか」「今のうちに相談した方がいいのだろうか」と迷ったときは、まずご相談いただければと思います。
訪問診療は、寝たきりの方や終末期の方だけの医療ではありません。
通院が難しくなってきた方や、継続的な医療管理が必要な方が、自宅で安心して療養を続けるための仕組みです。
私たちは、患者さん一人ひとりの病状や生活環境に合わせながら、ご本人とご家族が安心して過ごせるよう支援しています。
「利用できるか分からない」という段階でも構いません。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。
医療法人さくら
ホームケアクリニック麻生
TEL:011-600-0813
