院長として、親として。子育てで大切にしていること【後半】
こんにちは、ホームケアクリニック麻生の院長、井尻学見です。
先日は、子育てにおいて大切にしている考え方についてお話ししました。
今回は、日々の生活の中でどのように子どもと向き合っているか、具体的なエピソードを交えてお伝えします。
限られた時間の中で向き合うということ
医師として働きながら子育てをする中で、時間の使い方は常に課題です。すべてを十分にこなすことは難しく、その時々で優先順位を考えながら過ごしています。
私は走ることも好きなので、朝の暗いうちからランニングをし、子供が起きてくるまでにシャワーを浴び、一緒に出発準備をするのが日課です。時には子供と喧嘩もします。パンチやキックもされます。でも一緒に寝るときには、本を読んでいると、そっと近づいてきて、隣ですやすやと寝ています。
子どもに「すてきなさんにんぐみ」や「ぐりとぐら」「ねないこだれだ」などの本を読んでいる時、ふと自身も親に読んでもらった記憶がよみがえることもあります。
子どもと接する中で意識しているのは、「一緒にいる時間を大切にする」ということです。長い時間でなくても、子どもと向き合う時間をきちんと持つこと。その積み重ねが大事なのではないかと感じています。
そんな時間を作ってくれ、一緒に在宅医療を支えてくれているクリニックのスタッフにはとても感謝しています。
(先日も、子供が39度の発熱したため、早上がりを申し出たところ、スタッフ全員で送り出してくれました。昼間の授業参観の時も、快く中抜けさせてくれます!)
子どもの問いに向き合う姿勢
子どもと接していると、答えるのが難しい問いを投げかけられることもあります。最近は「死んだらどうなるの?」と、とても直球の質問に答えられませんでした。そうした時に、簡単に答えを出すのではなく、自分なりに考えながら向き合うことを大切にしています。
子どもにとっての「なぜ?」に対して、すぐに正解を示すことが大切なのではなく、一緒に考える姿勢そのものが意味を持つのではないかと感じています。
子育てにおいて明確な正解があるわけではありませんが、日々の関わりの中で何を大切にするかは、少しずつ形になっていくものだと感じています。
仕事と子育ての両立は簡単ではありませんが、その中でも家族との時間を大切にしながら、医療にも真摯に向き合っていきたいと考えています。
これからも、一人の親として、そして医師として、学び続けていきたいと思います。
ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。
