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その人の生活に、そっと入り込む訪問リハビリ

[2026.02.01]

こんにちは、ホームケアクリニック麻生の院長、井尻学見です。

今回は、当院が力を入れている訪問リハビリという仕事の本質についてお話しします。

 

訪問リハビリは、単に体を動かすための支援ではありません。
その人の生活の中に入り、日々の変化を感じ取り、必要な支援をその場で考え、つなげていく、非常に専門性の高い仕事です。

 

診療よりも近くで「変化」に気づける存在

訪問診療は通常2週間に1回の訪問ですが、訪問リハビリは1週間に1〜2回ご自宅を訪れます。その分、体調の変化や小さな異変にいち早く気づける存在です。

例えば、がん末期の患者さんで痛みが強くなった場合。
必要に応じて、リハビリスタッフが医師に往診依頼を行い、薬剤調整を行うこともあります。脱水や血圧変動への対応も、これまで実際に行ってきました。

訪問リハビリは、在宅医療チームの一員として、医師・看護師と連携しながら生活を支えています。

 

身体よりも「生活」を見るリハビリ


訪問リハビリのやりがいは、患者さんやご家族の「生活そのもの」に関われることです。転びやすい環境であれば、手すりの設置や歩行器の導入、ベッドの向きや動線の見直しなど、住環境を一緒に考えます。必要であれば、介護サービスの調整につなげることもあります。

マッサージや筋力トレーニングといった身体へのアプローチは、もちろん大切です。しかし、それ以上に重要なのは、身体・環境・サービスを含めて「その人の生活」を包括的に見ること。訪問リハビリは、患者さんやご家族の懐にそっと入り込み、今まさに困っていることをリアルタイムで改善していく仕事です。

 

経験がなくても、安心して成長できる環境



当院では、訪問リハビリ未経験の方でも安心して働ける体制を整えています。慣れるまでは必ず同行訪問を行い、独り立ち後も不安があれば再度同行します。院内には常に医師・看護師が在籍しており、医学的な判断が必要な場面でも、すぐに相談できる環境です。毎朝の出勤時には申し送りを行い、情報共有とコミュニケーションを大切にしています。

また、当院では学会発表にも積極的に取り組んでいます。昨年は2回、今年も2回の発表を予定しています。

訪問リハビリ関連の学会だけでなく、がん末期の患者さんに多く関わっている当院の特性を生かし、「死」をテーマにした学会にも参加しました。その学会では、他施設の医療者から、がん患者さんを含め、最期の看取りまで自宅でリハビリを継続している患者さんが多いことについて、非常に高い評価をいただきました。「死」を扱う場だからこそ、最期まで生活を支える訪問リハビリの関わりが、強く印象に残ったのだと感じています。

発表する側としての成長はもちろん、他職種・他施設の発表から得られる学びも非常に大きなものです。看取りの場面でリハビリに何ができるのか、どこまで踏み込むべきなのか。そうした問いを持ち帰り、日々の訪問リハビリの中でスタッフ同士が考え続けています。学会での学びは、決して発表の場だけで終わるものではなく、現場に還元され、次の支援につながっています。

 

訪問診療と一体だからこそできるリハビリ

訪問診療と同じクリニック内で連携していることで、関われる疾患の幅は自然と広がります。医師・看護師とすぐにコミュニケーションが取れることが、リハビリの専門性を最大限に発揮できる理由の一つです。

 

訪問リハビリは、その人の生活に、そっと入り込むプロフェッショナルな仕事です。
当院では、そんな訪問リハビリの価値を大切にし、共に学び、共に支える仲間を募集しています。

ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。

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