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神経難病とともに暮らす日々を支える|在宅でできるリハビリのかたち

[2025.06.29]

こんにちは、ホームケアクリニック麻生の井尻学見です。

本日は、パーキンソン病などの神経疾患をお持ちの方に対する訪問リハビリについてご紹介します。

 

パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、進行性核上性麻痺、多系統萎縮症など、いわゆる「神経難病」と呼ばれる疾患は、進行性であることが多く、移動・食事・排泄・会話など日常の多くの場面で支援が必要になっていきます。通院や通所リハビリが難しくなる方も多く、ご自宅で過ごす時間が増える中で、「寝たきりにはなりたくない」「できるだけ自分らしく生活したい」という思いに応えるのが訪問リハビリの役割です。

 

神経疾患のある方が在宅で抱えやすい困りごと

たとえば、パーキンソン病では動作の緩慢さや「すくみ足」、関節の硬さ、転倒リスクの上昇などが起こります。ALSでは、徐々に筋力が低下し、やがて手足の動きや呼吸機能にも影響が及びます。

 

「転ばないように歩きたい」
「食事がスムーズにできるようにしたい」
「できるだけ家族の介助を減らしたい」

 

訪問リハビリでは、こうした日々のリアルな声に応えながら、少しでも自立した生活が送れるよう、個別性の高い支援を行っています。さらに、疾患の進行していく際に、移動はどうするのか、食事はどのように摂取していくのか、胃瘻はどう考えるのか、呼吸器をつけることはどのように考えるのか、節目節目の選択に迫られることもあります。これらの節目に備え、医師・看護師・リハビリ・ケアマネージャーなどかかわる職種で、「その人のがその人らしい選択をできる」ように、これから必要になる支援を事前に一緒に考えていくことも大切にしています。

 

訪問看護との連携で広がる支援

当院では、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)がご本人の身体状況やご希望を聞き、医師による医学的な視点も合わせたリハビリプランを立てています。さらに、訪問看護ステーションとの連携によって、より幅広く安心な支援が可能になります。

 

たとえば、嚥下障害のある方には、看護師と協力して食事前の嚥下体操や姿勢調整を実施。呼吸状態が不安定な方には、無理のない運動プログラムを共有しながら進めています。

 

このように両者が連携することで、
「無理なく続けられるリハビリ」
「医療的リスクに配慮しながらの訓練」
「症状の進行に応じた柔軟な支援」
が可能となります。

 

リハビリの内容を日々共有することで、「今日は筋緊張が強いからストレッチ中心に」「嚥下機能が落ちてきたので口腔ケアを重点的に」といった細やかな調整も行えます。

 

私たちが大切にしていること

神経難病は、完治が難しい病気です。しかし、病気があっても「自分らしい生活」を目指すことはできます。

 

患者さんの「できることを続けたい」という願い、ご家族の「自宅で支えたい」という想いに寄り添いながら、医療・看護・リハビリが一体となって支援を行っています。

 

在宅での生活を支えるパートナーとして、これからも誠実に、力強く関わってまいります。

ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。

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