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冬の在宅療養で気をつけたいこと 〜寒い季節を安心して過ごすために〜

[2026.01.18]

こんにちは、ホームケアクリニック麻生の院長、井尻学見です。
冬は寒さや乾燥の影響を受けやすく、在宅療養中の方にとって体調を崩しやすい季節です。今回は、冬の在宅療養特に気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。

 

冬は「発熱」が増える季節です

年末年始から冬にかけては、在宅療養中の方でも発熱される方が本当に多くなります。原因はさまざまで、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症だけでなく、脱水をきっかけに尿路感染(おしっこにばい菌がつく状態)を起こすケースや、肺炎が見つかることも少なくありません。

一方で、特別なことをしなければならない、というわけではありません。
手洗い・うがいを行い、しっかり食事をとり、こまめに水分をとりながら、できる範囲で普段通りの日常生活を送ることが、冬の体調管理の基本です。

 

冬こそ注意したい「脱水」

冬は汗をかきにくく、「水分は足りている」と思われがちですが、実は脱水が起こりやすい季節でもあります。空気の乾燥、暖房による水分喪失、のどの渇きを感じにくい、といった要因が重なり、知らないうちに水分不足になることがあります。

脱水は、食欲低下、便秘、ふらつき、意識レベルの低下などにつながることもあります。こまめな水分摂取を心がけ、「量より回数」を意識することが大切です。

 

感染症への備え

冬は、インフルエンザや新型コロナウイルスなど、感染症が流行しやすい季節です。
手洗い、手指消毒、室内の換気といった基本的な対策が、在宅療養中の方を守ることにつながります。ご本人だけでなく、ご家族や介護者の体調管理もとても大切です。

 

適度な室温と乾燥対策

冬の在宅療養では、暖房の使い方も重要なポイントです。室温が低すぎると、体力の消耗、血圧の変動、感染症のリスク増加につながることがあります。

一方で、暖房を強く使いすぎると乾燥が進み、喉や皮膚のトラブルの原因になることもあります。室温・湿度を適切に保ち、加湿器の使用や換気も取り入れるようにしましょう。

 

特に気を付けたい転倒とヒートショック

寒い季節は、転倒やヒートショックのリスクが高まります。冬は厚着をすることが多く、靴下や重ね着によって足元の感覚が鈍くなり、思わぬつまずきにつながることがあります。また、滑りやすい床や段差も、転倒の原因になりやすい時期です。

さらに、暖かい部屋から寒いトイレや浴室へ移動した際に、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、体調を崩すことがあります。特に夜間は、周囲が暗く視界が悪くなるため、転倒やふらつきのリスクがより高くなります。

こうした事故を防ぐためには、住環境を整えることが大切です。手すりの設置や足元を照らす照明の工夫、室内の温度差をできるだけ小さくするなど、環境面を見直すことで、冬の在宅療養をより安全に過ごすことにつながります。

 

「いつもと違う」を見逃さない

冬は体調の変化がゆっくり進むことも多く、「年のせい」「寒いから仕方がない」と受け止められてしまうことがあります。例えば、以前より食事量が減ってきたり、動きが鈍くなったと感じたり、声かけへの反応がいつもと違うと感じることはありませんか。こうした変化は、加齢や寒さだけでなく、体調不良のサイン可能性もあります。

在宅療養では、こうした小さな変化に早く気づき、早めに相談することが安心につながります。「少し気になる」という段階でも、どうぞ遠慮なくご相談ください。

 

おわりに

冬の在宅療養では、医療だけでなく、日々の暮らしに目を向けることが欠かせません。当院では、診察の場面に限らず、ご自宅での過ごし方や生活環境も含めて、在宅療養を支えています。寒い季節も、安心してご自宅での生活を続けていただけるよう、これからも寄り添ってまいります。
ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。

 

お問い合わせ先: 011-600-0813

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