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【教育カリキュラム】連携部門

当院の医療ソーシャルワーカーは、訪問診療を導入する患者さんや患者さんご家族に訪問診療についての説明に伺う機会が多くあります。そのため、当院の訪問診療のシステムについての理解を深め、実際に患者さんや患者さんご家族にご説明できるう練習をおこないます。その際に、患者さんの病気や使用している医療機器について等も知ることが大切です。

 

医療機器は治療方針とも密接にかかわります。医師とも、事前に情報をやり取りし、訪問開始後の診療の場を想像し、その環境を事前に整えることが必要です。これはとても難しいと、医師としても思っています。「点滴をする」「在宅酸素をする」「麻薬の持続投与を在宅でも引き継ぐ」言葉にしたら短いことでも、これらの医療を行える環境を作るのは、その先に、どのような薬剤を用意するか、どのような人員を必要とするか、医療の介入頻度がどの程度必要か、必要な機械は、これらを準備するとして家族はその状況を受け入れられるのか。知識と想像と経験を統合して、当院の診療の調整を行っていくこととなります。

 

これら想像を経て、患者さんや患者さんのご家族に寄り添ったお話や対応ができるため、未熟な知識がある場合は、自己学習を促すこともあります。また、もちろん最初は、何もわからないところから始まるかもしれませんし、すでに経験をお持ちで何でもできる段階にいる方もいるかもしれません。

 

当院では、在宅で過ごしたい方を応援し、できるだけ長く安定した在宅生活を送ってもらいたいと思っています。そのための、多数の選択肢をもって、医療と医療、医療と介護、クリニックと患者さん、患者さんと家族を有機的につなぐソーシャルワーカーを担ってほしいと思っています。

 

毎朝、全体カンファレンス後に一日のカンファレンスを行い、日々変わる状況をすぐ相談できる体制を整えています。急な入院調整もあります。時間にも追われるかとも思います。1日の時間を適切に配分して、一つ一つ確実に患者さんが安心した環境を維持できるように、そんな仕事をしてもらえるようにサポートしていきます。

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