オンライン診療のデメリットは?どんな人の受診が多い?
こんにちは、ホームケアクリニック麻生の井尻学見です。
前回に続き、オンライン診療についてお話します。便利に思えるオンライン診療ですが、デメリットもあります。
オンライン診療のデメリット
通信環境が不安定/ICTツールに不慣れで診察が行えない
オンラインで診療をおこなうため、通信環境が不安定な場所にいる場合やICTツールに不慣れな場合、十分なコミュニケーションがとれず、診察ができない場合があります。
疾患によってはオンライン診療ができない
触診をしないといけない疾患、採血・採尿・レントゲンなどの検査をしないと判断できない疾患の場合、オンライン診療のみでは正しい判断ができないため、診察ができないこともあります。
場合によっては正確な判断が難しい
オンラインの場合、患者さんから得られる情報が限られます。症状が複雑なケースでは、対面診療に比べて診断が難しくなる可能性もあります。そのため、急性の胸痛や頭痛や息苦しさなど緊急性の高い症状だと判断した場合、迅速な診断や治療が必要となるため、通院をおすすめしています。
処置ができない
外科的な処置が求められる状況の場合、対面診療が必要となります。
通常は7日分しか薬が出せない
初診の方や、当院の受診歴がない患者さんの場合、通常7日分しか処方できません。一般的な風邪薬をもらうイメージですね。ただ、普段通院している医師からの診療情報提供書や採血結果、健診結果、処方内容、治療内容などが確認できれば、1か月分程度の処方を相談することもあります。
オンライン診療では完結できないと判断した場合は、近隣の医療機関への受診を勧めさせていただきます。予めご了承の上、オンライン診療をご利用ください!
では、当院ではどのような患者さんがオンライン診療を受けているのでしょうか?
オンライン療を受けている方
「通院している病院があるけど、通うのが大変。症状が安定しているから、特定の薬だけ処方してほしい」と当院のオンライン診療を定期受診されている方がいます。(例えば、漢方薬の定期処方など!)
その方の病気や病状にもよりますが、通院している病院には3ヵ月に1度ほど受診すること、症状が悪化した場合はすぐに通院すること等をお話しています。
通院に困難を感じている方、オンライン診療に興味のある方、当院のオンライン診療をぜひ利用してみてください。ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。