夜間・休日も安心して在宅療養を―当院の当番体制について
こんにちは、ホームケアクリニック麻生の井尻学見です。
訪問診療を受けている患者さんやご家族にとって、夜間や休日に体調が急変したときに、誰がどのように対応してくれるのかは、とても気になることではないでしょうか。
当院では、夜間・祝日を含む24時間対応体制を整えており、スタッフ・医師が協力して、緊急時の対応にあたっています。今回は、当院の「当番制による夜間・休日の体制」についてご紹介いたします。
スタッフ・医師が連携して支える当番体制
当院では、夜間・祝日の往診体制を当番制で運用しています。
医師だけでなく、スタッフも当番を担当しており、緊急電話が入った際は、まず待機しているスタッフが電話を受けます。必要に応じて医師と連絡を取り、医師の指示を受けたり、関係各所への連絡など遠隔から医師の診療サポートを行います。
この体制により、患者さんやご家族からの緊急連絡は、いつでも誰かが確実に受け取り、迅速に医師につなぐことができます。スタッフも医師もチームを組んで診療を支えているのです!
医師の働き方に合わせた柔軟なサポート
日によっては、スタッフも現場への診療同行や支援を行うことがあります。夜間のみ対応をお願いしている外部の医師が当番の日は、スタッフがドライバーや補助スタッフとして同行しているのです。当院の常勤医師が当番の場合は、当院のスタッフが電話応対や情報整理、カルテの下書きなどを通じて、医師の診療をバックアップしています。
また、当番で夜間に忙しくなった場合は、翌日の勤務時間を調整するなど、医師の休息もしっかり確保できるよう配慮しています。持続可能な医療体制を維持するためには、無理のない働き方が重要です。
支える人が支え合う体制を
在宅医療は、時間や場所にとらわれない分、医師やスタッフの負担が偏りがちです。しかし、当番制という仕組みをしっかり運用することで、24時間の医療体制と職員の健康の両立が可能になります。
当院は、これからも「患者さんに安心を」「スタッフには健やかな働き方を」提供できるよう、工夫と改善を重ねていきます。
ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。