どうなっている!?当院の人事評価制度!
こんにちは、ホームケアクリニック麻生の井尻学見です。
今回は、当院で導入が始まった人事評価制度についてお話します。
導入のきっかけ
2023年2月に7名でスタートした当院が、現時点で非常勤も含めて30名ほどになり、今後も入職するスタッフが数名決まっています。いろんなスタッフに気持ちよく働いてもらうために、給与の構成要素や昇給の仕組みを明確にすることがスタッフのモチベーションにもつながるのではないかと思って、導入を決めました。
人事評価の方法
当院では、6ヵ月以上勤務している常勤職員を対象に、自己評価・リーダー評価・管理部評価で総合的に評価しています。評価においては、自己評価として評価シートに記入し、それを用いて定期的に面談をおこなっています。
人事評価の要素
今回導入した人事評価では、職業(資格)スキルと実務能力をそれぞれ数段階に分けています。
たとえば職業(資格)スキルでは、資格を持つ医療専門職として「見習い段階」なのか「指導ができるレベル」、「院外の講師ができるレベル」なのか等を5段階に分けています。
実務能力の評価では、クリニックの求める実務レベルをどのくらいクリアしているか、という観点で評価します。具体的には「指示された業務を実行できる」「担当業務が一人前にできる」「チームをまとめられる」等を仕事レベルとマインド面の双方を段階的に評価する仕組みにしています。
マインド面では、当院の理念「人とつながり、人と生きる〜人に感謝し、人を尊重し、人を尊敬する〜」を大切にしていることを重視しています。たとえば、人とのつながりを大切にしている人は、スタッフ同士での報連相や協力して仕事を進めることを意識しているでしょう。これらを、「スタッフとして習得している段階」なのか「体現できている段階」なのか、クリニックの方針と相違なく「教える立場として指導できる」るか。いつも、スタッフには理念を大切にしてほしいとお話ししています。どこに向かって一緒に働いているかを一致させて、仕事をしていきたいと常々思っています。
この人事評価制度の一番の目的は、人を評価することではありません。この人事評価を示すことで、どのような人材にスタッフが成長していってほしいのか、そのようなスタッフが成長することで組織がどこを目指して成長していきたいのかを、スタッフと共有できたら良いなと思っています。
もちろん、まだ生まれたてほやほやの制度なので、これらの評価要素や段階は、クリニックの状況や規模にあわせて適宜改変していく予定です。ホームケアクリニック麻生の井尻学見でした。